
前回、首肩腰の痛みの原因は胸椎と仙椎であることが多いと述べました。
特に胸椎は上で頸椎、下で腰椎と接し、どちらにも強く影響します。そこで今回は胸椎の痛むパターンの一つを紹介します。
【内臓と自律神経系】のバランスが崩れることです。
自律神経のバランスが崩れるとはよく言いますが9割以上は交感神経が優位に働きすぎることで起こります。
画像が表すのは交感神経と副交感神経がどこから出て、どこに分布するかの図です。
図の示すように赤の交感神経はほとんど胸椎から出て、全身の臓器を支配しています。(腰椎からでるものも少しある)
生活するなかで特定の臓器に負担がかかるとそれに対応した胸椎の動きが悪くなることがあります。
例えば、お酒を飲みすぎて肝臓に負担がある方は胸椎5番~9番が固くなります。なので胸椎の硬さをとるために肝臓への施術と胸椎5~9番への施術を施します。さらに胸椎5~9番は胃・小腸・脾臓・膵臓・腎臓等多くの臓器を支配します。肝臓の負担が発端となりその他の臓器にも悪影響が出るということです。これって結構怖くないですか?
腰が痛いのに腰を触らずに腰痛が軽くなるのにはこのようなメカニズムがあります。
あくまでこれは一例で、中枢神経系の影響が出ることも多々あります。
このままいろんな部位を関連づけて行くと散らかった文章になるのでここまでにします。
次回は、今回の内臓系の話に関連して【腸が原因で起こる腰痛】についてです。
ではまた。