
今日は小顔矯正を解剖学的に見た時の真実を書きます。
小顔矯正って【骨が動いて顔が小さくなる】みたいなイメージじゃないですか?
実際は骨は1ミリも動きません。頭蓋骨の縫合も1ミリも動きません。
では、何をしているのか。
頭蓋はの施術は【脳圧(ICP)を下げる】のを目的にしています。
頭蓋骨には多くの筋肉、それに付随する筋膜や骨膜といったファシアが存在します。その部分を施術すると脳圧が下がります。脳圧が下がるとリンパおよび間質、動脈、静脈、水分が毒素と一緒に流れます。
結果として【ほっそりして見える】というのが正しいところです。
むくみが取れているのと同じ状態です。
決して骨が動いているのではありません。
たまーに手技で目を二重にするとか涙袋を作るとか謳っている方もいますがすぐに戻りますし、無理があると思います。
それなら整形したほうが効果が持続します。
頭蓋のファシア施術の話に戻りますが、施術を行うと口が開けやすくなる、首の痛みが緩和する、頭痛が緩和する等の効果も期待できます。
これは脳圧を下げるテクニックのほんの一部ですがこれが日本では小顔矯正と言い換えられているだけだと思います。
本来は脳圧を下げるための頭蓋調整ですが、顔が小さく見えるという付加価値にフォーカスして小顔矯正と呼んだほうが患者様の興味を惹きやすいです。あくまでマーケティングのための呼び方です。なので骨を動かして顔を小さくするという広告には騙されないでくださいね。
次回は頭蓋についての有益な情報を書いてみようと思います。
本日はここまでにします。
ではまた。