
本日は体型からわかる性格について書きます。
心理学では有名ですが【シェルドンの類型論】という理論があります。画像がシェルドンさんです。
シェルドンさんは体型に基づいて人の性格を3つに分けました。
1,内胚葉型(エンドモルフ型)
丸みを帯びた体形で脂肪が多く柔らかい体つき。胴体が大きく、手足が短め。
社交的でリラックスした状態を好み飲食を楽しみ、愛情を求める傾向が強い。
2,中胚葉型(メソモルフ型)
筋肉質でがっしりした体形。肩幅が広く、体脂肪が少ない。大胆で自己主張が強い傾向。
3,外胚葉型(エクトモルフ型)
細身で長身。手足が長い体脂肪が少なく、筋肉も発達していない。
引っ込み思案で控えめ、過敏、不眠傾向があるとされる。
この3つの分類は一人の人の中で混ざります。例えば外胚葉2・中胚葉型3・内胚葉5のような形になり、一番割合の多い傾向に寄りやすいです。
ざっくりこのような感じです。
昔に提唱されたものなので医学的な根拠には乏しいですが、患者様を見るときの大きな分類としては役に立っています。
内胚葉、中胚葉、外胚葉とは人の発生学の話で、大きく言うと内胚葉は内臓、中胚葉は筋骨格、外胚葉は皮膚と神経がそれぞれ発達しやすいです。
では、この理論を整骨院の患者様に当てはめてみます。
まず、外胚葉型の方は繊細で細かいところがあるので問診表をしっかりと書いてくれます。また、手先の器用な方が多いので字がきれいな傾向です。
施術に関して言うと骨をバキバキされたり、強く押されることを苦手とします。ですので低刺激な末梢神経のマニピュレーションやバキバキしないMET(筋エネルギー療法)がおすすめです。
次に中胚葉型の方は筋肉質で勢いがあります。問診票は大雑把に書く方が多く、字も豪快な傾向です。
施術でいえば、バキバキや強押しが好きです。スポーツ経験者が多く、内臓が強いわけじゃないのに、学生時代に無理やり食べさせられているせいで、内臓が悪い人が多い傾向です。
最後に内胚葉型の人ですが、整骨院ではあまり会いません。内臓が強いということは身体が傷みにくいです。慢性痛で来ることは少なく、事故や外傷なら可能性はあります。
しかし、施術での効果の自覚が薄く、術者からすると暖簾に腕押しだと感じがちです。そして、早く治り、来なくなることが多いです。
これだけでも患者様にあった施術が提供しやすくなると思います。
術者も患者様も自分と相手がどのタイプかを意識してみると面白いですよ。
ただ、あくまで傾向なので頼りすぎないよういご注意ください。
もっと詳しい分類をした【クレッチマー分類】というものもありますので気になる方は調べてみてください。
本日はここまでにします。
次回は内臓代謝について書いてみます。
ではまた。