本日は施術の具体例を解説します。
ぎっくり首(急性頸部捻挫)の患者様。炎症期は終わっていたものの、動かしたときの痛みはありました。
特に上下と右を向く時の痛みと動きの悪さが気になっておられました。
検査の結果と、痛みを感じやすい方というのを踏まえて、痛みの少ない末梢神経への施術を中心に組み立てました。
施術時間は30分です。
施術内容をざっくり説明すると
・後頭部~後頚部の神経
・前頸部の神経
・腕に向かう神経
・腕~指先の神経
・肩甲骨に向かう神経
・腹部の自律神経節
・背骨周りの交感神経
の硬さをとって滑りを良くしました。
右の症状が強かったので右を中心に施術しました。
この方には、関節への施術はごく一部で、筋肉への施術は行っていません。
可動域は画像の通りです。特に動きが悪く痛みがあった右への回旋は、施術後になると痛みのない左回旋よりも可動域が大きくなりました。
患者様の感想は、運転中に右の確認で首が痛かったが改善したと言っていただきました。
この患者様の施術の目的は、動きの改善と痛みをとることでしたのでよかったです。
今回は末梢神経メインの施術でしたが、患者様の状態によって施術内容は大きく変わります。
身体のお悩みや不調がある方は気軽にお問いあわせください。
今回の末梢神経の施術に関連して、次回は神経の法則について書きます。
ではまた。