
本日、ぎっくり背中の患者様が来院されました。
昨日発症で、寝返りも痛みで満足にできず、
背骨を曲げるのも伸ばすのも可動域制限と痛みがありました。
大切なのは、まだ【炎症中である】という点です。
ぎっくりの炎症期間をご存じでしょうか?
【平均48時間~72時間】です。
つまり、発症から2,3日は痛いです。
若くて健康なほど短く、高齢で健康状態が悪い方ほど長くなります。
炎症中は患部を強く押したり、無理やり動かすのはだめです。
患部へ影響のある遠位部や弱い負荷での施術が推奨されます。
また、炎症中の方の痛みは0にはなりません。ただ、痛みをへらすことはできますし、炎症中の施術を受けると炎症が収まった後の痛みが減ります。
炎症後の施術でしっかりとした施術が出来るので、炎症が収まってから再度来院していただくと、痛みを全て取れる可能性があります。
【ぎっくり腰を1回で治した】という触れ込みをよく見ますが、正直疑わしいですし、炎症期間を知らない先生なのだろうと推測します。無理に直そうとして強い刺激を入れた結果、悪化してしまうこともあります。
患者様には正しい情報を知ってもらいご自身を守っていただきたいです。
今回の患者様には炎症期間を終えてから再度来院をお願いしました。
炎症中の施術でも痛みの軽減と可動域の増大が見られましたので、順調な経過です。
今後も正しい情報発信に努めてまいりますので、ぜひ読んでください。
ではまた。