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脳圧がいかに大切か分かる施術例

本日は施術例から分かる脳圧の大切さについてです。

 

50代女性の患者様。右腰痛が主訴でしたが、よく問診してみると

・首痛

・頭痛、めまい

・眠れない

等、他にもたくさん症状を抱えておられました。

25年前から多くの症状に悩んでいるとのことでした。

 

とにかく脳圧が高かったので脳圧を下げる施術をはじめとして頭蓋への施術をメインに行いました。

可動域の変化は画像の通りなのですが、各関節や筋肉への施術はほぼしていません。

脳圧が下がり中枢神経系が改善したことでこんなにも可動域が変わるのです

 

脳圧が上がる≒脳脊髄液の排泄がうまくいっていない

ということです。

中枢神経(脳から脊髄)は袋の中に納まって液体に浮いている状態です。この液体が脳脊髄液です。

袋の中の液が上手く排泄されずに袋がパンパンになると曲げ伸ばしがしにくくなりますし老廃物もたまります。

 

脳脊髄液の排泄は静脈洞という部分で行われます。特に上矢状静脈洞というところがメインです。

今回は静脈洞の流れを良くする施術、硬膜(固まると脳脊髄液の排泄を妨げる)への施術をしっかりと行いました。

よくなる余地がまだまだたくさんあるので、この患者様の経過が私も楽しみです。

また続報をお待ちください。

 

基本的にはしっかり運動して、寝て、バランスのいい食事をしていれば脳脊髄液はうまく流れます。

鳥取県の患者様は【運動】が極端に少ないです。

車社会の弊害ですね。

 

私自身も運動不足なので気を付けようと肝に銘じました。

 

次回は、頭蓋の関連でリンパについて書いてみます。

ではまた