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産後の骨盤のずれの正体

米子SS整骨院です

 

前回の続きで【産後の骨盤のずれの正体】について書きます

 

出産によって産道が広がる過程でいろんなことが起きますが、徒手療法での骨盤矯正の施術で抑えるべきポイントは2つだけです。

この2つさえできていれば骨盤矯正といえると思います。

 

一つ目は、恥骨結合です。

出産時に恥骨結合は開きます。前回書いたリラキシンの作用です。その後、閉じる際にうまく閉じなかったり上下にずれたりしてしまいます。

 

二つ目は仙骨のニューテーションです。出産時に産道を開くために仙骨のニューテーションという、うなずき運動が起きます。産後にもとに戻るのですが、うまく戻らない事があります。

 

特に仙骨のニューテーションが大切です。仙骨が前に回ったままで固定してしまい反対の動きであるカウンターニューテーションがなくなることで腰痛などにつながります。

 

恥骨結合も仙骨も徒手療法で施術できる範囲です。

この二つが整ったうえで他の筋肉などの施術がとても有効になります。

 

施術を受ける側も知識を身に着けると、よりよい施術が受けられると思います。

分からないことがあれば質問してください。

 

今回はここまでにします

ではまた