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シェリントンの法則で筋肉の張り・硬さをとろう

米子SS整骨院です

 

今回はシェリントンの法則を使って自分で筋肉の張りをとる方法をお伝えします

 

シェリントンの法則とはなにか?

拮抗する筋肉の一方を刺激すると、もう一方の筋肉は自動的に抑制される現象

 

これを見つけたシェリントンさんは1932年にノーベル生理学・医学賞を受賞されています。

 

腕の筋肉で具体例を出すと、肘を曲げる時に使うのは上腕二頭筋です。拮抗筋は、肘を伸ばす時に使う上腕三頭筋です。上腕二頭筋を使って肘を曲げる時に上腕三頭筋は弛緩して上腕二頭筋の邪魔をしないようにする。というのがシェリントンの法則です。この法則により人はスムーズに関節を動かすことができます。

 

では、この法則を使って筋肉の張りや硬さをとるにはどうすればいいのでしょうか?

答えは【張りのある筋肉の拮抗筋を鍛える】です

 

反り腰で、腰の筋肉と太ももの前と股関節全面・下腹部が張る人

→腰の筋肉の拮抗筋である腹筋、太ももの前の大腿四頭筋の拮抗筋である太もも裏のハムストリングス、股関節・下腹部の腸腰筋の拮抗筋である大殿筋を鍛える

 

下を向く時間が長く首の前が張る人

→首の後ろの筋肉を鍛える(首で上を向く動き)

 

胸の前が硬く巻き肩になる人

→広背筋・僧帽筋下部・三角筋後部を鍛える

 

などの例があります。分からない時は【張る筋肉の名前 拮抗筋】で検索してみてください。

 

まとめると、筋力のアンバランスがあると、筋力の強い方が張ってしまうので弱い方の筋肉も鍛えましょう。

ということです。

 

ただし、例外もあります。

筋力低下により循環が悪くなり硬くなった筋肉は、その筋肉自体を使わなくてはなりません。

今回はあくまで特定の筋肉だけを使いすぎた時に適応されますのでご注意ください。

 

今回はここまでにします。ではまた。